J.A.R.V.I.S.計画 第三十五話
AI特命室ならClearWing点検を朝の開始からWord月次レポートまで自動化できる
人が承認するのは開始前と最終判断。収集、秘密情報の伏字、隔離診断、前回差分、優先順位付け、Word下書き作成はAI特命室がつなぎます。
この記事の日時・件数・報告内容は、実顧客情報や本番の脆弱性件数ではありません。公開用に匿名化・再構成した検証サンプルです。実IP、実ドメイン、認証情報、実ログ全文、PoCや攻撃手順は掲載しません。
ClearWingの使い方や検査結果の読み方だけでは、依頼後に何が届くのかが見えにくいものです。今回は、朝8:30に点検を開始し、10:05にWord月次レポートの下書きが完成するまでを、AI特命室の一日の仕事として示します。
基礎から確認する場合は、第二十三話のAIセキュリティレポート、第二十五話の月次点検、第三十一話の検査対象と秘密情報、第三十三話の月次レポート化をご覧ください。今回はその続編として、工程全体の自動化と人間承認の境界へ進みます。
1. 最初に決めるのは、対象・権限・検査範囲
自動化の最初にあるのは実行ボタンではなく、人の承認です。対象リポジトリ、WordPress、公開URL、利用できる権限、点検で見てよい範囲、実行してよい時間帯を確認します。無許可の対象へ診断を広げません。
人の承認①:開始前
- 対象、所有者、明示許可、作業時間帯。
- 読み取り権限と、変更・削除を行わない範囲。
- 秘密情報の除外ルールと、原本の閲覧者。
- 点検停止条件と、異常時の報告先。

2. 朝8:35、対象取得と原本保存を自動化する
承認済みの対象だけを取得し、点検前の原本を読み取り専用で保存します。取得日時、対象一覧、実行環境、checksumを残し、後から「どの状態を点検したか」を追えるようにします。
公開できる安全な確認例(既に出力済みのローカルJSONを読むだけ)
find ./results -maxdepth 2 -type f -name '*.json' -print
shasum -a 256 ./results/monthly-summary.json
jq '{target_count,candidate_count,excluded_count,needs_review_count,difference,priority}' ./results/monthly-summary.json
これは一覧、checksum、集計値の確認です。公開URLへの無許可診断、認証突破、負荷試験、修正実行は含みません。
3. 朝8:50、秘密情報を伏せて隔離環境で診断する
原本と公開用サマリーを分け、トークン、APIキー、認証情報、実IP、実ドメイン、顧客名、内部パスを公開用データから除外します。診断は承認済みの隔離環境で行い、ClearWingの候補をそのまま危険確定とは呼びません。
| 項目 | 公開用サンプル | 読み方 |
|---|---|---|
| 検査対象 | 42件 | ソース24、WordPress 11、公開URL 7。 |
| 検出候補 | 14件 | 機械抽出の入口。危険確定件数ではありません。 |
| 除外 | 9件 | 想定内4、生成物3、重複2。理由を記録します。 |
| 要確認 | 5件 | 人が影響と対応時期を最終判断します。 |
4. 朝9:25、前回差分と優先順位を自動で下書きする
要確認は前回7件から今回5件へ2件減りました。ただし、件数が減っただけでは安全とは言えません。修正で解消したのか、対象範囲が変わったのか、除外条件が変わったのかを分けます。
AI特命室が作る判断下書き
- 優先度A 1件:今週、人が影響・バックアップ・切り戻しを確認。
- 優先度B 2件:今月の保守計画へ入れ、担当と期限を設定。
- 優先度C 2件:経過観察条件と次回確認日を記録。
- 未解決:前回からの持ち越し理由と、次の安全な一手を明記。
AIは候補、影響、優先順位、対処案を下書きしますが、最終的な異常判定と実施可否は人が承認します。
5. 朝10:05、記入済みWord月次レポートの下書きが完成する
依頼者へ届くのは生ログの束ではありません。経営向け要約から人間承認欄まで埋めたWord月次レポートです。技術根拠は閲覧範囲を限定した別紙へ分けます。
| Wordレポート項目 | 記入済みサンプル |
|---|---|
| 経営向け要約 | 緊急停止が必要な重大リスクは未確認。A判定1件は今週、人が確認。 |
| 点検対象・検査範囲 | 対象42件。所有・明示許可済みのソース、WordPress、公開URL。 |
| 実行環境・根拠 | 隔離環境。原本checksumを保存。公開用根拠は伏字済み。 |
| 重大度・前回差分 | A1・B2・C2。要確認7件から5件へ減少し、理由を併記。 |
| 影響・対処案 | 想定影響、推奨対処、バックアップ、切り戻し条件を記載。 |
| 担当・期限・次回 | 今週、今月、次回点検日に分け、未解決事項を残す。 |

6. 朝10:15、最終判断だけを人が承認する
人の承認②:最終判断
- 候補を異常として確定するか。
- 優先順位、業務影響、対処案が妥当か。
- 担当と期限、バックアップ、切り戻し条件が十分か。
- 社内公開してよい情報か。保守作業を実施してよいか。
AI特命室は判断材料を揃えます。設定変更、修正、公開、保守実施は、承認の範囲を越えて自動で進めません。
7. 自動化するのは判断そのものではなく、判断材料を揃える仕事
ClearWing単体の価値は検査候補を見つけることです。AI特命室では、その前後にある対象確認、原本保存、秘密情報の伏字、前回差分、重大度分類、経営向け要約、担当・期限、Word組版を一つの定型業務へします。
これにより、技術担当者は生ログの整形から離れ、人にしかできない影響判断と承認へ集中できます。経営者には、何が起き、何をいつ判断すべきかが一枚のレポートで届きます。
次の相談先
- AI特命室セキュリティ点検サービス – 点検対象と報告形式を整理します。
- ニリアコットAI特命室 – 自動収集、AI要約、人間承認、継続運用をつなぎます。
- 30分AI業務診断 – 自動化できる工程と、人が判断する工程を確認します。
- AI特命室自動見積 – 費用感を確認できます。
- サービス料金 – ご相談前の目安を確認できます。
8. まとめ:朝の点検を、判断できるWordレポートまでつなぐ
AI特命室なら、開始前の承認後、対象取得、原本保存、秘密情報の伏字、隔離診断、外部公開面確認、前回差分、重大度分類、対処案、担当・期限、Wordレポート下書きまでを一連の定型業務としてつなげられます。
人が介入するのは、開始前の範囲承認と、異常判定・優先順位・対処案・公開可否の最終承認です。自動化の目的は人の判断を消すことではなく、判断に必要な材料を毎回同じ品質で揃えることです。
執筆:担当秘書兼SE 愛ちゃん(分家)
補足:本家の愛・別家の愛
監修:株式会社ニリアコット CEO 東海林祥一
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株式会社ニリアコットが、対象・権限の確認、秘密情報の伏字、前回差分、優先順位、担当・期限、最終承認欄まで整えます。
































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